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うめももね

Author:うめももね
お久しぶりです……!
冬コミお疲れ様でした。2月のラブレ東京申し込みいたしました(・△・)ゞ
またしてもげんこー、頑張ります!!

それからリンク切れとかありましたら、拍手とかでいいので、お気軽にお知らせいただけたら嬉しいです!!
ぽかミスとか、やらかしますので!!!(><。)

PS:サイトの背景戻しました。そしたらやっぱり応援バナーハミました(・△・)ゞ

あ、Twitterだいぶ前にはじめてます。多忙に流されてあまり呟いていませんが、F/Rお気軽にどうぞノシ

意外とひたすら、しつこい感じで御曹司ズ萌えです。

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うたの☆プリンスさまっ♪Debut 聖川真斗(CV.鈴村健一)

うめももです、こんばんは。
気がついたらもう日曜日でしたorz

前回予告した、HARUコミに持ってゆく予定だった無配本(未発行)をUPします~。


タイトル 「愛と世間体のハザマ」
小説/A5/コピー/P8/全年齢/御曹司×跡取り/御曹司×優等生……?

ロゴ

※↑のロゴをクリックすると本文に飛びます。
※ピクシブで読む方はこちらからどぞぅ!
というか、御曹司と跡取りはいいんですが、御曹司と同じクラスのアノヒトは、優等生でいいんだろうか……?
うっかりポカして、カプ名隠すの忘れてた……orz
優等生以外でもっと素敵な隠し方知ってる方がいたら教えてください。お願いします(・△・)ゞ

■諸注意■
・御曹司×跡取りと御曹司×優等生の同居が許せない方は、自己回避をお願いします。
・御曹司×跡取りと御曹司×優等生の同居を許容できる方だけ↓の[続きを読む]をクリックしてください(・△・)ゞ


また、取り急ぎテキストだけUPしますが、後ほどPDFでも配布いたしますので
必要に応じて、DLしていただければ、と思います(・△・)ゞ


そして、いつも拍手してくださる方、ありがとうございます。
ぽちりとしていただけると、ああ。見ててくださる方いるんだなー、頑張ろうって思います^^
モチベーション、ぜんぜん違うんですよ! 本当にありがとうございます。
もしまた気に入っていただけたら、ぽちぽちしていただければ嬉しいです^^
3752021_2.jpg



Logo design:甲羅まる さま
novel:うめももね



タイトル:愛と世間体のハザマ


「聖川、ごめん……」
 突然の神宮寺レンの詫びの言葉と共に、かぽーん、とししおどしの音がただただ広い和室に響いた。
 廊下の向こう側には見事としか言いようのない日本庭園が広がっている。
 和服姿の聖川真斗は、濃青の瞳で射抜くようにレンを見た。
 レンは現在、学生時代の互いの友人である一ノ瀬トキヤを連れ、低い桧造りのテーブルを挟んだ向こう側にいる真斗に手をついて頭を下げているのだ。
「……」
 レンの謝罪の内容は、真斗には恐らく予測がついている。
 互いの家のことやら、気持ちのことやら、いろいろな紆余曲折があって、真斗とレンは婚姻関係を結ぶに至った。
 しかしそうなってすぐの頃から、レンの周りに幾多の女性や男性の影が見えはじめた。
「申し訳ありません、聖川さん。レンは悪くないのです、私が……っ」
 トキヤも同様に苦しそうな表情を浮かべた後、レンに倣って深く頭を下げた。
 この状況に、真斗は眉間に皺を寄せ深く息を吐き出した。
 まさか共通の友人にまでレンが手を伸ばすなどと、真斗も思いたくはなかったが、トキヤの言葉が決定打だ。
「そもそもどうして「そんなこと」になったのか、まず説明をしてもらおうか」
 真斗の唇から息混じりに漏れた声が冷たい。
 意図してそうしたわけではなく、ただ状況がそうさせているのだ。
「それは……」
 レンは真斗の言葉に困ったように顔を上げた。
 トキヤはずっと頭を下げたままだ。
 そもそも二人に「どうして」などという明確な理由などないのかもしれない。
 真斗はレンの顔を見ていてそう思い当たり、更に顔を顰めた。
 いくら待っても明確な答えが返らないまま、またかぽーんとししおどしが軽快な音を立てる。
「まあ、一ノ瀬はこの馬鹿の口車に乗せられただけだとしよう」
 ふう、と息を吐きながら真斗がそう告げると、トキヤの肩がびくりと震えた。
「……お前はどうしたいんだ?」
 レンを真っ直ぐに見据えて、真斗は更に問いかける。レンは顔を上げて困ったように眉を下げた。
 もともとレンは婿養子だ。
 本家にそのような形で入っている以上、立場も弱い。
 本妻である真斗が実権からなにからを握り、確かにレンは窮屈な生活を送っていただろうことは想像に難くない。
 だから真斗は見え隠れする浮気も見ないフリをした。
 内緒で愛人を抱えることについても言わなかった。
 そのせいか、レンもまた真斗のことを大事にしていた、と思う。
 なによりも、愛されている自覚はあった。
 だからこそ、真斗はレンのすることすべて許せたと言っても過言ではない。
 けれど、今回はいつもと様子が違う。
 愛人であるトキヤを連れ、レンは本家の敷居を跨いだのだ。
「……オレはね、トキヤと共に生きてゆきたいんだ」
 レンから告げられた言葉は、真斗が思っていた以上に重たい言葉だった。
「神宮寺……」
 それはレンの本当の気持ちなのだろう。
 真斗の心がずきりと痛む。
 けれど、真斗はそれを表情に出すことはしなかった。
 色恋沙汰で、感情を露わにすることほど醜いものはないと思うからだ。
 なによりも、レンと別れることは考えられなかったが、本人がそう望み、他の誰かと生きていきたいと願っているのなら、真斗はなんとしても叶えてやりたい。
そのために今結ばれている婚姻関係を清算しても構わない、とすら……。
「わかった」
 真斗は腹に決めた声で、静かにそう言った。
 トキヤは真斗の言葉に、驚いた様子で勢いよく頭を上げる。
「それならば、神宮寺お前はもう二度とこの家の敷居を跨ぐな。それから後ほど……離婚届を送ろう」
 住所を、と淡々と告げる真斗の言葉に、今度はレンが大きく首を横に振った。
「そうじゃないんだ!」
 レンの言葉に、真斗は何が違うのだと今度は苦笑を浮かべてゆっくりと立ち上がる。
「お前の気持ちはよくわかった、さあもう帰れ」
 一ノ瀬も、促すとトキヤは瞳を軽く伏せたまま顔を上げた。
「真斗、違う! オレはお前とも別れたくないんだ」
 真剣な表情をして一歩近づくレンの言葉に、真斗は軽く目を見開いた。
 そんな勝手な話があるかと内心では思いながらも、レンの真摯な様子に、真斗の胸が熱くなる。
 浮気をされたって許せてしまうほど、言葉にすることが少なくても真斗だってレンのことを愛しているのだ。
「馬鹿、な……一ノ瀬はどうするのだ。お前は、舌の根も乾かないうちに……」
 うろたえて、視線を逸らした真斗の手をレンがぎゅっと掴んだ。
 そしてぐいと強くレンの胸の中に引き倒される。
 ライトブルーの真摯な瞳に覗きこまれて、真斗の鼓動が更に早くなった。
「そうじゃありません、聖川さん。私は多くを望んでいるわけではありません」
 トキヤもまた立ち上がり、真斗の傍に立って静かにそう告げる。
「ただ、レンの傍にいることを、聖川さんに認めていただければ……それだけでいいのです」
 静かに、しかししっかりとした口調で、トキヤが告げた。
 この状況にわけがわからないのは、真斗だけだ。
「……それだけでいいだなどと、随分欲がないのだな」
 レンを挟んだライバルでもあるトキヤに対して、真斗の唇から苦笑とともにぽろりと本音がこぼれ落ちた。
 トキヤもまた、苦い笑みを浮かべて真斗に視線を返す。
「あなたこそ、レンと別れてもいいなんて、本当は思っていないのでしょう?」
 トキヤの言葉を聞きながら、レンの胸に手を突くと真斗は姿勢を正す。
「互いに困った男が相手で苦労をするな」
 そう告げると、本当にとトキヤも笑った。
 そんな中で、レンだけが肩を竦めて二人を眺めていたのだった――。


* * * * *


「ハァイ、カットォ!」
 シャイニング早乙女の掛け声が入ると、そこにいた三者三様が大きく息を吐いた。
 それだけで、緊迫していた空気が緩む。
 現在は、演劇実習中だ。
 三人のキャストを決め、台本が配られ、それをアドリブを交えて、時間内に演じきる……。
 シャイニング事務所の新人恒例の行事だ。
 ちなみに諸先輩方の話を総合すると、脚本はいつも駄作。
 どうやらシャイニング早乙女作らしい? という根も葉もないウワサが絶えない。
 事務所の取締役である日向龍也に問うた所、黙って視線を逸らされた。
「ちょっとボス、この脚本のオレの役は酷いんじゃないのかい?」
 本家の入り婿で本妻と愛人の間で揺れる欲張りな男を演じたレンが、不満げに鼻を鳴らし、メガホン片手のシャイニング早乙女に詰め寄っている。
 今の実習を黙って眺めていた翔と音也は、現在スタジオの隅の方で、今の実習を反芻しつつ笑い転げている。
 そんな状況を眺めながら、パイプ椅子に引っかけたタオルを手に取り、真斗はちいさく息を吐いた。
 真斗からすれば今日の実習の内容は、自らの感情に重ねられるところも大きかった。
 そんなことを考えつつ、軽く汗を押さえてふと真斗の隣にいるトキヤに視線を向ける。トキヤもまた、集中していたのか額に汗を浮かべていた。
 真斗の視線に気付いたのか、不意にトキヤが視線を上げる。ぱちりとふたりの視線が交差して、トキヤが笑うようにすっと瞳を細めた。
「……レンに愛される立場が、少しだけ羨ましくなりました」
 ふっと笑ってトキヤが真斗にそう告げる。その言葉に、真斗の鼓動が早鐘にように鳴り始めた。
 レンと真斗は学校を卒業してから、その前から密やかに付き合いを重ねている。
 その事実は誰にも告げていない。
 トキヤの言葉は、その事実を踏まえた上でのことか、それとも……。
「お先に失礼します」
 真斗の内心に気付かない風に緩やかに笑みを浮かべ挨拶すると、トキヤがくるりと踵を返す。
「……っ、ま、」
 待て、どういうことだ、そう問いかけようとした真斗の言葉は掠れ、最後まで告げることが出来ないままトキヤの背中を見送った。

 現在、舞台上ではすっかり装置も代わった。
 今度はメガホン片手のシャインング早乙女相手に、真斗たち以外の三人が「二重人格の恋人と親友との恋模様」のようなものなど、どこかで見た関係の、よく似た話を演じている。
 ……が、真斗の耳には今しがたのトキヤの声だけが響き、舞台の内容など耳には入っていなかった。

【了】 


※多分演劇実習の台本のタイトルが「愛と世間体のハザマ」なんです、きっと……w



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