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うめももね

Author:うめももね
お久しぶりです……!
冬コミお疲れ様でした。2月のラブレ東京申し込みいたしました(・△・)ゞ
またしてもげんこー、頑張ります!!

それからリンク切れとかありましたら、拍手とかでいいので、お気軽にお知らせいただけたら嬉しいです!!
ぽかミスとか、やらかしますので!!!(><。)

PS:サイトの背景戻しました。そしたらやっぱり応援バナーハミました(・△・)ゞ

あ、Twitterだいぶ前にはじめてます。多忙に流されてあまり呟いていませんが、F/Rお気軽にどうぞノシ

意外とひたすら、しつこい感じで御曹司ズ萌えです。

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うたの☆プリンスさまっ♪Debut 聖川真斗(CV.鈴村健一)

気が付いたら、明日お休みだったんですね~。
そんなこんなでうっかりSSが仕上がっていたので、更新に来ました(・△・)ゞ



タイトル 「春ちゃんに聞いてみました。」
春ちゃん出てきますけど、BLです。腐向けです。苦手な方は、回れ右してください(・△・)ゞ 
レンマサ前提の、跡取りと春ちゃんです。
跡取りが御曹司との関係を、春ちゃんに【友達の話】として聞いてみた、というどこにでもあるありふれた話です。
まぁさまは春ちゃんにコイバナ(?)なんてしないよ! 
と思うものの、なんだかかるーいノリで書いたので、かるーい感じで読んでいただければ嬉しいです。
いずれ、春ちゃんに聞いてみました。の御曹司バージョンも書きたいなー。

もし気に入っていただけたら、拍手でもぽちりとしていただけると嬉しいです^^

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ピクシブでも読めます。ピクシブで読む方は↑の画像をクリック。
ブログで読む方は、続きを読む からどうぞ! ↓


「春ちゃんに聞いてみました。」


「お友達の、話ですか?」
 春歌がこくりと首を傾げると、肩で切りそろえられたボブの細い髪がさらりと揺れる。
「う、うむ。そうなのだ。昨夜電話で友人に、そう問われて返答に困ってな」
 嘘を吐くようで後ろめたさを感じて、真斗は軽く瞳を伏せた。

 真斗は男に抱かれている。――相手は同室のレンだ。

 真斗とレンは、家同士がライバルで、なんとなく幼馴染とも言えなくもない。
 互いのしがらみを絡めて特別親しくしていたわけではなかったのだが、いろいろあり春から、気持ちの伴わない身体の関係だけをずるずると続いている。
 言うならば、セフレのような。でもそれよりももっと不毛なような……。
 それを【友人から相談された】ということにして、春歌に話したのだった。

 昼下がりの屋上は、うららかな陽気に包まれている。
 そんな中で話すことではないと思うのだが、Aクラス五人で昼食を取っていたところ、ひょんなことから春歌と二人きりになってしまった。
 音也はクラスメイトのサッカーに誘われ、那月は翔を追いかけてどこかに行ってしまった。
 友千香は次の授業の準備があると早々に席を立ち、不在である。
 真斗は春歌のことを恋愛とは少し違う意味で、好ましく思っているが、彼女と「二人きり」で話をする機会が非常に少ないため、途中から真斗は、なにを話せばいいのかわからなくなってきてしまったのだ。
 言葉少なくそれぞれ食べ散らかしたものを片づけているうちに、ふと真斗から問いかけて冒頭に至る。


*   *   *

「そう、ですねぇ」
 春歌はおっとりと、考えるようにして反対側に首を傾げた。
「まず、事実確認を、しますね?」
 ひとつ、と春歌は胸元に手を寄せて、人差し指を持ち上げた。真斗も、うむと黙って頷いて見せる。
「聖川さんのお友達と、その方はもともとは幼馴染で」
 ふたつ、と胸元の前の指が、二本に増えた。
「恋人ではない、けれど、恋人さんがするようなことをしている、んですよね?」
 春歌は遠慮がちに、真斗に問いかけた。真斗はもう一度頷いて見せる。
 まさか、身体の関係があるとは女性に言いにくいため、その辺はぼかしたつもりだ。
 みっつめ、と春歌の指が更にもう一本増える。
「けれど、その方からは特別な意思表示はない」
「そうだ、だから相手にどんな風に接していいのか、と悩んでい……たな」
 悩んでいる、と言いかけて真斗は思わず言葉を呑みこみ、他人事のように言葉を続けた。
「七海は、相手がどう思っていると思う?」
 歯に物が挟まったような言い方をしていると真斗は思う。
 しかし、これが実は自分ごとであるということは言えない。相手がレンだということも絶対に、だ。
「そうですねぇ」
 ぽやんとした口調で、視線を上向けながら春歌が考え込むように眉を顰めた。
「恋人さんが、どのようなことをするのかというと、私も経験がないのでわからないんですが……」
 少しだけ頬を染めながら、春歌がこくりと頷いた。
「でも、恋人って好きな人同士がなるものですよね? だから好きじゃないと、恋人さんみたいなことって、できないんじゃないでしょうか?」
 春歌は少しだけ小首を傾げる仕草と共に、純真で真っ直ぐな瞳を真斗に向けてくる。
 その視線に、真斗は軽く唇を噛んだ。
「それはない」
 レンが真斗のことを好きだ、などとあり得ない。
 その気持ちが先に立ち、真斗はきっぱりと春歌の言葉を否定するように言い切る。
 真斗の勢いに春歌は驚いたように、何度も大きな瞳をぱちぱちと瞬かせた。
「……ああ、いや、すまん。その可能性は、昨日俺も言ったんだが、それはないとハッキリ言われてな」
 明らかに付け足しのように真斗が視線を逸らしながら、そう告げる。
 だって、本当にそんなことはゾウが逆立ちしても、あり得ないと思うのだ。
「そう、ですか……?」
 春歌はちょっと困ったようにはにかんで、お役に立てなくてすみませんとちいさく頭を下げた。
「いや、七海にこんな話を聞いて、こちらこそ申し訳ない。ただ……」
 どうにかしたくてな、と真斗がどこか本音じみた言葉を、息と共に吐き出しながら告げる。春歌からの返答はなく、二人の間にはしばしの沈黙が流れて行った。


*   *   *

 そうこうしているうちに、昼休み終了を告げる鐘の音が響く。真斗がそれに気付いて、はっと顔を上げた。
「予鈴か……どうしようもないことで時間を取らせた」
 授業が始まる、と真斗が僅かに眉を下げて、続け歩き出そうとしたその時だった。
「あの!」
 俯いていた春歌が、何かを思い立ったように顔を上げて、真斗を引きとめる。
 真斗はいぶかしんで歩みを止めると、春歌を振返った。
「?」
「あの、聖川さんのお友達は、どうなんでしょう?」
 春歌は、その場に立ち止まったまま真斗に問いかけた。
 その言葉は先ほどの続きであることはわかったが、真斗にはその意図を捉える事が出来ず、思わず首を傾げてしまう。
「え?」
「お友達は、その相手の方のことを、どう思っているんでしょう?」
 春歌の言葉に、真斗の目が軽く見開かれた。
「…………」
(おれ……が?)
 真斗に返す言葉は、なかった。
 しかし春歌はそんな真斗に気付くことなく、懸命に言葉を紡いでゆく。
「その……好きでない方と、やっぱり恋人さんみたいなことは、できないと思うんです」 
 春歌の一言一言が、真斗の心に突き刺さる――。
「それは相手の方だけでなく、お友達も一緒だと思うんです」
 春歌が、真っ直ぐに真斗を見つめ返した。すべてを見透かすようなその瞳に、真斗は少しだけ顔を歪める……レンの気持ちを量るばかりで、自らの気持ちとなんて、向き合ったことなどなかったのだ。
「……なんて、恋愛初心者の私が言っても、仕方ないですよね」
 真斗の表情に気付いたのか、春歌はぺろりと舌を出して肩を竦めて笑った。
「ああ、いや……」
「すみませんでした」
 潔くぺこりと頭を下げる春歌に、真斗はどうにもいたたまれない気持ちになる。
 向き合っていなかったことに対する罪悪感か、それとも……。思考に気を取られて、おのずと真斗の足の動きが鈍くなる。
(俺が神宮寺のことをどう思っているか、なんて……)
 そんなこと、考えたこともなかった。しかし、考えてしまってはいけない気もする、のだ。
「聖川さん、どうしたんですか? 急ぎましょう?」
「あ、ああ……」
 曖昧に頷き、上辺だけの笑顔を向けると、スカートを翻して小走りに駆けてゆく春歌のの背中を見送った。
 真斗にはその眩しい背中を追いかけて駆け出すことは、できなかったのだ。
 ――なぜなら、春歌の言葉に真斗の思考は動きを止めてしまったからだ。

 "好きでない方と、やっぱり恋人さんみたいなことは、できないと思うんです"

 春歌が去った屋上で、真斗は一人コンクリートの足元を見つめていた。
 ひゅる、とうららかな風が真斗の細い髪を揺らしてゆく。
「俺が、神宮寺を……、好き」
屋上の扉の前で一人佇む真斗の呟きは、さらりと風に流された。
 真斗の脳内に、春歌の声がリフレインする。もちろん、男と女では、恋愛でも身体の関係も違うものだ。……違うものではあることはわかっているけれど、真斗とレンの場合はどうだろう。
 レンはともかく、真斗は役割的に受け入れるほう。
 そこまで考えて、真斗は不意にとあることに思い至り……次の瞬間、足元から頭のてっぺんに向けて、一気に羞恥が駆け上った。カッ、と身体と頬と耳が一瞬で熱くなる。

「あ、ありえない!」

 思わず出た大きな声に、真斗は思わず手のひらで口元を押さえた。
 それから口の中で「ありえない」ともう一度呟くも、今度の声は自信がなさそうに掠れていた。
(でも……本当に?)
 自らの声音に更に問いかけるように、真斗の思考が追いかけてくる。
「……っ」
 自らの思考に息を呑めば、畳みかけるようにもう一度。
(あのようなことは、誰とでもできるのか――?)
 真斗はきゅっと、唇を軽く噛み締めた。
 思考に浮かび上がる問いが、自らの両脇で交互に踊りながら、まるで真意を探るように問いかけてきて、真斗はそれを振り払うように首を横に振る。

「――絶対に、そんなことは、ない!」

 まるで自らに言い聞かせるように、また言葉に疑念を抱く思考を払うように強い口調で断言すると、真斗は先に教室へ急いだ春歌の後を追ったのだった――。

【了】



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